2018年度産のさいたま・三芳産の新蕎麦を、丸抜きの状態のまま約半年、低温倉庫にて熟成させました。
(写真はすべてイメージです)
熟成させることによって・・・
新蕎麦の時の鮮やかな緑色はそのまま。
追熟させることによって、甘みが増す。
香りがよくなる。
等の効果が期待できます。
たとえるなら、青いバナナよりも熟した黄色いバナナの方が美味しいという原理です。
ただ、なんでもかんでも熟成させればいいという訳でもないらしく、中には保存することによって赤く変色してしまったり、味や香りが飛んでしまったりする原料もあります。
熟成させる期間についても半年だったり1年、2年・・・
このあたりは蕎麦粉屋さんの協力をいただきながら、今後も試行錯誤していきます。
従来は、夏場すなわち蕎麦の端境期は、どうしても蕎麦が不味くなると言われてきました。
しかしながら、保存技術の進化によって、美味しい蕎麦が一年中召し上がっていただけるようになりつつありますし、我々蕎麦屋といたしましてもより一層美味しい蕎麦を追い求めて精進していく所存です。
本日より、数量限定ですが「熟成せいろそば」お出しいたしますので、ぜひ一度ご賞味ください。
最後までお読みいただき、ありがとうございます。